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微生物&酵素

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微生物と酵素の関係

微生物は生き物であり、酵素は生物が行う化学反応を促進するタンパク質です。微生物は体内で必要な栄養を摂取するために酵素を分泌し、食物を分解して取り込みます。酵素は微生物の生命活動や、味噌、醤油などの発酵食品作りにおいて不可欠な役割を果たしています。
 
微生物

  • 定義:菌類、細菌類、ウイルスなど、目に見えないほど小さな生き物の総称です。
  • 働き:生きるために栄養を取り込む必要があり、その過程で酵素を分泌して有機物を分解します。
  • :麹菌、酵母、乳酸菌など。

酵素

  • 定義:微生物や人間などの生物の体内で起こる化学反応を促進するタンパク質です。
  • 特徴:それ自体は変化せず、特定の物質(基質)を分解したり、変化させたりします。触媒として機能します。
  • :
  • アミラーゼ:デンプンをブドウ糖に分解する酵素。
  • プロテアーゼ:タンパク質をアミノ酸に分解する酵素

 
酵素開発(当サイト)

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農業における微生物と酵素のはたらき

農業における微生物と酵素は、有機物の分解による土壌改良、窒素固定、病害虫の抑制、作物への栄養供給促進といった多様な役割を果たします。微生物が生産する酵素は、土壌中の有機物を分解して肥沃な土壌を作り、作物の生育を助けます。また、一部の酵素は農薬や汚染物質を分解し、環境負荷を軽減する効果もあります。 
土壌改良と有機物の分解

  • 微生物は、土壌中の枯れ葉や作物残渣などの有機物を分解し、作物が吸収しやすい無機物に変える酵素を分泌します。
  • この分解作用により、土壌は肥沃になり、土壌の団粒構造が形成され、水はけ・水もち・保肥力が向上します。 

 
窒素供給

  • 根粒菌などの特定の微生物は、大気中の窒素を土壌に固定する「窒素固定酵素」を持っています。
  • これにより、土壌中の窒素量が自然に増加し、化学肥料の使用量を減らすことができ、環境への負荷軽減につながります。 

 
病害虫の抑制

  • 納豆菌のような微生物が生産する酵素は、病原菌の増殖を抑えたり、カビや虫(ヨトウムシなど)の発生を予防したりする働きがあります。
  • 酵素によって土壌中の有害な菌を抑制し、健全な土壌環境を維持することで、病気になりにくい強い作物を作ることができます。

 
作物の生育促進と品質向上

  • 微生物の活動によって生成されるアミノ酸、ビタミン、植物ホルモンなどが、作物の生育を促進し、品質を向上させます。
  • 特に納豆菌が分泌する酵素は、デンプンやタンパク質を分解してうま味成分を生成するだけでなく、植物ホルモンを生成する効果もあります。
  • これらの要素により、作物の栄養価や抗酸化力が高まります。 

 
環境負荷の軽減

  • 微生物酵素は、土壌中に残る農薬や有害な化学物質を無害な物質に分解する働きも持ちます。
  • これは、環境中の汚染物質による負荷を軽減するのに役立ちます。 

 

  • 微生物が生み出す酵素の産業利用と将来展望

  • 農業分野における微生物酵素の可能性のひとつに、土壌改良があります。 微生物が生産する酵素は、土壌中の有機物を分解します。
  • 酵素農業とは
  • 多種有機物酵素肥料 第一次嫌気発酵が進んだ酵素肥料と有機物を散布すると多種多様な地元微生物が集まる。
  • 土壌改良には欠かせない畑で役立つ微生物とは?
  • 納豆菌(枯草菌の一種) ご飯のお供になることの多い納豆に含まれているのが納豆菌です。 

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